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2010年11月20日 インフルエンザワクチン:接種後、10歳未満の男児と東京都の80代の男性が死亡
インフルエンザワクチン:接種後、男児と80代死亡
10月から始まった、新型と季節性混合のインフルエンザワクチンの接種で、厚生労働省は19日、愛知県の10歳未満の男児と東京都の80代の男性が、接種後に死亡したと発表した。主治医が「接種と関連あり」と報告したのは2人を含め3例だが、厚労省は2人に持病があることから「接種との関連性は現時点では不明」としている。
厚労省によると、男児は今月11日に接種し、翌12日朝、呼吸停止状態で発見され、死亡した。主治医は死因について「急性脳症に肝障害を伴うライ様症候群」と報告した。男児には慢性肺疾患や精神運動発達遅滞の基礎疾患があったという。80代男性は10月27日に接種し、直後に38度台の発熱があった。その後、意識障害や呼吸困難が起き、今月9日に死亡した。【佐々木洋】