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2010年11月06日 インフル集団感染で6人死亡 秋田県北秋田市の病院

 秋田県は6日、同県北秋田市の病院でインフルエンザの集団感染があり、入院患者6人が死亡したと発表した。ほかの入院患者と職員の計30人以上が感染しており、治療を受けている。県健康推進課は「医療機関に対する配慮」として病院名を公表していない。

 県によると、死亡したのは60〜90代で、男性4人、女性2人。当初7人が死亡したと発表したが、インフルエンザの症状があり6日に死亡した80代男性について「簡易検査はAマイナスだった。(感染の可能性を)全否定はできない」とした。

 秋田県健康環境センターが感染した入院患者1人に詳細検査を行い、A香港型ウイルスと確認した。県は感染経路の特定を急いでいる。

 病院は2日、北秋田保健所に「49人がインフルエンザに感染して入院患者4人が死亡した」と連絡した。感染者にはタミフルを投与したという。

 病院は10月29日に入院患者全員に「定期の」インフルエンザ予防接種を実施。健康推進課によると、抗体ができるまで約2週間かかるため「予防接種の効果は出なかった」との見方を示した。

2010年11月6日 18時44分

(共同)

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