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2010年02月18日 タミフル問題息子死亡の男性が控訴
タミフル服用後に国道に飛び出して死亡した県内の男子高校生(当時17歳)の父親(52)が、タミフルと異常行動との因果関係を否定され精神的苦痛を受けたとして、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)に慰謝料を求めた訴訟で、岐阜地裁に請求を棄却された父親が判決を不服として名古屋高裁に控訴した。控訴は12日付。
地裁判決では、タミフルと異常行動との因果関係について否定はしなかったものの、医薬品の審査承認や副作用の認定を行う同機構の審査は適正と判断した。
父親は「高裁でも厳しい判決になるかもしれないが、タミフルの問題が解消されない限り、訴え続けていきたい」と話している。
同機構などによると、タミフルの副作用として審査請求があった事例は79件(1月31日現在)で、異常行動や突然死とタミフルとの因果関係を認めた例はないという。2010年2月18日