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2010年01月21日 和歌山県で初の新型インフルエンザの関連死
和歌山県内で初めて新型インフルエンザに関連した死亡者が出ました。死亡したのは、和歌山市に住む85才の女性で、和歌山市によりますと、この女性は、先月21日に、38度の熱が出るなどしたため、和歌山市内の診療所で診察を受け、新型インフルエンザに感染していることがわかりました。このため、女性は、別の病院に入院して治療を受け、徐々に回復していきましたが、先月25日になって、肺炎を併発し、今月初めから病状が悪化し始め、おととい19日の夜、死亡しました。女性は、もともと肺に持病を抱えていて、これまでにも肺炎で入院したことがあったということです。和歌山市によりますと、女性の死因は肺炎で、今回のケースでは、新型インフルエンザに感染したことと、死因に因果関係はないとみられますが、インフルエンザが完全に治癒していなかったため、国の基準で、新型インフルエンザ関連の死亡として取り扱ったということです。発表がきょうになったことについて、和歌山市は、「医療機関からの報告がきょうだったため」としています。和歌山県内でインフルエンザ関連の死者が出たのは、初めてで、和歌山市保健所の永井尚子(ながい・なおこ)所長は、 「年が明けてからも、インフルエンザ関連の入院例は減っていない。これまで通り、早期発見、早期治療につとめ、インフルエンザの重症化を防ぐため、医療機関との連携を深めていきたい」と話しています。全国のインフルエンザ関連の死者は、きのう(1/20)現在で171人となっています。
2010年1月21日(木) 19:38