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2009年12月23日 新型インフル県内初の死者 3歳女児、ワクチン未接種 新潟
県は21日、新型インフルエンザに感染した県内の女児(3)がインフルエンザ脳症により死亡したと発表した。県内で新型インフルエンザによる死者は初めて。
県によると、女児には気管支ぜんそくの基礎疾患があったが、ワクチンは接種していなかったという。
女児は11月8日に39・8度の発熱があり、県内の病院でタミフルを処方されたが、帰宅後に呼吸器症状が徐々に悪化。同9日に緊急入院して以来、意識不明の状態が続き、12月21日午前、死亡した。
県によると、新型インフルエンザにより死亡した患者は、この女児が全国で128人目。県内ではこれまでに7人がインフルエンザ脳症を発症しているが、死者は出ていなかった。
新潟大学医歯学総合研究科の斎藤玲子講師は、「死亡率は季節性のインフルエンザよりも低いが、患者数はまだ多い」と、注意を呼びかけている。2009年12月23日