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2009年12月23日 新型インフルで県内5人目の死者 県北の中1女子生徒

 県保健福祉部は23日、新型インフルエンザに感染した県北在住の中学1年の女子生徒(12)が急性心筋炎により死亡した、と発表した。女子生徒には、てんかんの基礎疾患(持病)があった。新型インフルエンザ感染者の死亡事例は県内で5人目、疑い例も含め全国では129人目。

 同部によると、女子生徒は20日夜、38度の発熱や吐き気などの症状が出た。21日朝には家族と近くの医療機関を受診。A型インフルエンザの簡易検査では陰性と診断され、タミフルなどは投与されなかったという。22日朝に症状が悪化し、紹介された別の病院を来診。受付時に心肺停止状態となり、同日午前10時45分ごろ死亡した。

 県は詳細(PCR)検査を実施し、23日午前に女子生徒の新型インフルエンザ感染を確認。家族の感染は確認されていないという。

 同部は「感染ピークは11月末だったが、患者数はまだまだ警報レベルにある。手洗い、うがいなど予防策を万全にして」と訴えた。12月23日 16:32

下野新聞

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