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2009年12月19日 予防用タミフル、1歳から使用可能 中外製薬が承認取得

 中外製薬はインフルエンザ治療薬「タミフル」について、1歳以上の幼児からウイルス感染症の予防に使えるように18日付で承認を取得したと発表した。従来は13歳以上でなければ予防用に使えなかった。持病を抱えるなどで感染による重症化の危険が高い子供のリスク軽減に役立てる。

 承認取得で従来は予防目的に使えなかったドライシロップ剤を1歳以上の幼児から予防用に使えるようにした。カプセル剤は13歳以上でなければ予防に使えなかったが体重が37.5キログラム以上であれば、7歳以上で使えるようになった。

 インフルエンザワクチンは接種すれば体内に侵入してきたウイルスを排除する抗体を作り出して予防効果を示すが、抗体を作り出すまでに時間がかかる。タミフルは服用すれば短時間に予防効果が期待できる。(18日 23:19)


日本経済新聞

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