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2009年12月02日 新型インフルエンザ:北薩の70代男性死亡 「死因直接関係なし」 /鹿児島
◇感染者で県内3人目
県は1日、新型インフルエンザに感染した北薩地方の70代男性が死亡した、と発表した。男性は新型、季節性両方のワクチンを接種していた。男性の主治医は、死因を、気胸に伴う慢性呼吸不全としており、新型インフルエンザ感染が直接の死因ではないという。県内で、新型インフルエンザ感染者が死亡したのは3人目。
県健康増進課によると、男性は7月中旬、肺炎と気胸を患い入院中だった。11月26日、38・5度の発熱があり、簡易検査で陽性だったため、タミフルの処方を受けた。だが、27〜29日にかけて気胸が悪化し、30日正午ごろ、死亡した。遺伝子検査(PCR検査)の結果、新型インフルエンザ感染が確認された。
男性は同13、20日、それぞれインフルエンザのワクチンの優先接種を受けていた。だが、接種から発症まで間もなく、ワクチン効果が十分に現れなかったらしい。また、男性は発症前、病院から一時外出していた。感染ルートは不明という。