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2009年12月03日 新型インフルで1歳児死亡 札幌、基礎疾患はなし

札幌市は2日、新型インフルエンザに感染した千歳保健所(北海道千歳市)管内の男児(1)が死亡したと発表した。基礎疾患(持病)はなく、死因はインフルエンザ脳症による腎不全などという。

 札幌市によると、男児は11月2日未明に発熱。同市の医療機関でタミフル投与などの治療が施され、5日に詳細(PCR)検査で新型感染と確認された。11日から一般病棟で呼吸管理をしていたが、30日午後2時半ごろ、死亡した
共同通信 

新型インフルエンザに感染した千歳保健所管内の1歳の男児が亡くなった。札幌市内の医療機関で治療を受けていた。道内で4人目、千歳保健所管内では初となる。男児に基礎疾患はなかった。

 札幌市保健所に連絡によると、男児は11月2日に39.6度の高熱を出し、千歳保健所管内の医療機関を受診。けいれん症状を起こしたため、管内の別の医療機関に搬送、簡易検査でA型陽性と判明した。けいれんは収まらず、札幌市内の医療機関に転送された。

 頭部CTで軽度の脳萎縮が分かり、タミフルを投与。呼吸状態が悪化したため挿管し、集中治療室で呼吸管理とタミフル投与を続けた。検体のPCR検査で新型インフルエンザと判明。新型インフルエンザを原因とする急性壊死(えし)性脳症と診断された。

 11日からは一般病棟で呼吸管理を行っていたが30日午後、腎不全、心不全で亡くなった。

共同通信

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