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2009年11月15日 新型で東京の2歳児死亡 神奈川で91歳と75歳男性も
東京都は12日、都内の男児(2)が9日に肺炎で死亡し、新型インフルエンザの感染が確認されたと発表した。川崎市も11日に死亡した市内の男性(91)が感染していたと発表。神奈川県も感染した箱根町の男性(75)が多臓器不全で死亡したことを明らかにした。国内の死者は疑い例も含め61人となった。
都によると、男児は1日に40度の熱があり、2日に簡易検査でA型陽性と判定され、タミフルを服用。3日に都内の病院に入院したが、呼吸困難やけいれん発作を起こし死亡した。神経系の基礎疾患があったという。
川崎市によると、男性の直接の死因は肺炎で、肺気腫などの基礎疾患があった。10日昼、自宅で昼食中に嘔吐や呼吸困難の症状を訴え、市内の病院に入院したが、11日午後に死亡した。
神奈川県によると、箱根町の男性は6日に39度の発熱。9日に呼吸困難になり、10日に意識障害が起こり、県内の病院に入院したが、11日に死亡した。肺気腫と心不全の基礎疾患があった。