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2009年11月09日 新型インフル県内死者2人目 80歳代男性

 県保健福祉部は9日夕、新型インフルエンザに感染した県内在住の80歳代の男性が、細菌性肺炎と多臓器不全のため死亡したと発表した。男性には慢性呼吸器疾患(肺気腫)の基礎疾患があったという。新型インフルエンザによる死亡事例は県内で、30歳代女性に続き2人目。国内では53人目。

 同部によると、男性は10月27日に発熱(38・6度)のため、県内の医療機関を受診。簡易検査でインフルエンザ感染の陽性反応が出て、タミフル投与などの治療を受け、経過観察のため入院した。

 同29日に意識レベル低下のため、転院して集中治療室(ICU)に入院。意識などの回復傾向がみられたが、11月5日には細菌性肺炎発症など病状が悪化し、同8日午前9時に死亡が確認された。

 男性は詳細(PCR)検査の結果、10月30日に新型インフルエンザ感染が確定していた。

下野新聞

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