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2009年08月27日 新型インフルの疑い、70代女性が死亡 名古屋
名古屋市は26日、新型インフルエンザに感染していた疑いがある市内の女性(74)が死亡したと発表した。死因は、吐いた物が逆流して肺に入って起こる「誤嚥(ごえん)性肺炎」で、市は、新型インフルとの直接の関連は薄いとみている。全国ではすでに新型インフルに感染した3人が死亡している。
市健康増進課によると、女性に24日朝、38度5分の発熱があり、簡易検査をしたところ陰性で、新型インフルではないとの診断だった。同日午後には熱が40度4分まで上がり、女性の肺からたんを吸引したところ食べ物が出てきた。25日未明に呼吸困難となり、再度、簡易検査を行ったところ、陽性と判定された。その後、酸素吸入などの処置をしたが、同日午前10時23分に死亡した。
女性に対してはPCR検査(遺伝子検査)をしていないため、新型インフルに感染していたかどうかは確定していないが、「新型インフルの疑いのある患者が死亡した場合」とする厚生労働省の基準に沿って市は発表した。