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2009年08月20日 新型インフルの子供、各地で重症化…川崎・沖縄など
川崎市は19日、同市在住で幼稚園に通う男児(6)が新型インフルエンザに感染し、重症になったと発表した。
意識障害があるといい、都内の病院の集中治療室で治療を受けている。男児は17日に発熱、18日に自宅近くの医療機関でインフルエンザA型と診断され、タミフルを服用していたという。
発表によると、男児は19日朝になってけいれんを起こし、家族の問いかけにも反応しない状態となり、市内の病院に救急搬送された。
体温は39・3度あったが、川崎市の感染症指定医療機関である市立川崎病院の集中治療室が満床だったため、昼前に都内の病院に移送された。重症ケースであることから遺伝子検査を行ったところ、新型インフルエンザと確認された。
沖縄県は19日、新型インフルエンザに感染した1歳児を含む子ども3人が重症となり、呼吸困難に陥って集中治療を受けていると発表した。
重症化したのは、沖縄本島南部の男児(1)と小学生女児(11)、同中部の中学生女子(13)。現在は人工呼吸器を装着され、リレンザ投与などの治療を受けている。1歳男児にはぜんそくの持病があるという。
県は同日、インフルエンザ流行警報を発令し、慢性疾患の患者や乳幼児、妊婦に、不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。
一方、熊本県も19日、新型インフルエンザに感染した同県天草市の小学生女児が重症となっていると発表した。この女児にもぜんそくの持病があるという。