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2009年06月28日 薬剤耐性インフル タミフル、子供で効果弱く

 インフルエンザの治療薬タミフルの耐性問題で、厚生労働省研究班(研究代表者、工藤宏一郎・国立国際医療センター国際疾病センター長)は大規模な分析結果をまとめた。毎冬流行するAソ連型ウイルスのほぼすべてで、タミフルが効きにくくなる耐性遺伝子が見つかった。投与してから熱が下がるまでの時間も従来より平均10時間以上長くなっていた。
 子供でとくに効果が下がっていることが判明。ただ、大人では一定の効果も確認されており、同研究班は「耐性ウイルスに対するタミフルの効果は低下しているが完全に無効ではない」と結論づけた。

日本経済新聞

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