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2008年06月17日 タミフル服用、心臓への影響認められず…厚労省作業部会

 インフルエンザ治療薬タミフルと、服用患者の異常行動や突然死との因果関係を調べている厚生労働省の作業部会は17日、心臓への影響は認められないとする見解をまとめ、公表した。

 タミフルに心臓を停止させるような作用があるかどうかを検証するため、健康な20〜51歳の男性にタミフルと偽薬を服用してもらい、記録のとれた11人について心電図を比較した結果、違いは見られなかった。

 作業部会はまた、服用が睡眠に与える影響についても、昨年秋の中間報告に健常男性20人分を追加した31例を再検討したが、中間報告と同様、影響を認めなかった。

 厚労省は、服用患者が飛び降りなどの異常行動を示した点を重視し、昨春から異常行動が目立った10代への使用を中止している。

(2008年6月17日21時10分 読売新聞)

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