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2008年02月14日 タミフル異常行動「非服用者の1・3倍」…NPOが再解析
インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用と異常行動を巡る厚生労働省研究班の疫学調査について、NPO法人「医薬ビジランスセンター」は14日、「タミフル服用者は非服用者に比べて異常行動の発生率が高い」とする独自の再解析結果を発表した。
研究班は昨年12月、1万人を対象とした調査の暫定結果を公表し、服用者に比べて非服用者に異常行動が多く現れたと結論付けた。しかし同センターの浜六郎理事長によると、研究班解析には偏りがあり、分析し直すと、服用者の異常行動が非服用者に比べて1・37倍多かったという。
同センターと患者団体「薬害タミフル脳症被害者の会」は、厚労省に調査結果を訂正して、タミフルと異常行動の因果関係を認めるよう要望書を出した。
(2008年2月14日19時44分 読売新聞)