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2008年03月13日 製造販売元の競合企業対象=上限年500万円維持〓医薬品審議委員への寄付・厚労省
厚生労働省薬事・食品衛生審議会薬事分科会の作業部会は12日、医薬品の承認審査などを行う審議会の委員が企業から受け取ることができる寄付金や報酬の上限を、昨年4月に定めた暫定ルールを維持して1社当たり年間500万円とし、新たに審議品目の製造販売元の競合企業から受け取った場合も対象とすることを決めた。24日開く薬事分科会に諮り、正式ルールとする。
インフルエンザ治療薬「タミフル」を調査した厚労省研究班メンバーに、輸入販売元の企業から寄付金が渡っていた問題が昨年3月に発覚。審議の公平性を確保するため、同省がルールづくりを進めていた。 【時事通信】