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2012年02月13日 “インフルエンザ”重症化を防ぐ方法

インフルエンザが猛威をふるい、本格的な流行へ突入した。すでに亡くなった人もいるほど、急激な患者発生数の増加を迎えている。重症化を防ぐ決め手はワクチンだが、効果が現れるまでに数週間かかるため、本格流行している今の時期では接種はもう遅い。では、どうやったら重症化を防ぐことができるのか。専門家に話を聞いた。

 ■典型的な症状とは

 インフルエンザの症状は、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛に加え、のどの痛みや咳、鼻水などの症状が現れる。一見、風邪のようだが、倦怠感や筋肉痛・関節痛などの全身の症状が特徴的だ。そして、乳幼児では発症後1〜2日以内に起こる事の多い急性脳症、高齢者や糖尿病などの基礎疾患のある人では、肺炎などの合併症を引き起こして命に関わることもある。

 国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官の安井良則氏が警鐘を鳴らす。

 「今シーズン流行しているA香港型(H3N2)は、5シーズンぶりの流行で、特に小さなお子さんは初めて感染する場合が多く、集団発生しやすいので注意が必要です。39〜40℃の発熱など典型的な症状が出たら、早めに医療機関を受診してください。インフルエンザに感染しても、軽症で済む方もいます。風邪かな? と思っても、インフルエンザウイルスを広げないために、家庭や職場でもマスクを着用してください」

 インフルエンザ撃退法(別項)を参考に、予防を心掛けたい。

 ■4種類の抗ウイルス薬

 インフルエンザを重症化させないために、国内の医療機関では現在4種類の抗ウイルス薬が使用されている。

 「タミフル」は服用薬で、副作用の問題から10代への投与は慎重に行うことが求められている。「ラビアクタ」は点滴で入院患者などに使用されることが多い。「リレンザ」や「イナビル」は吸引タイプの薬で、指示に従って吸い込むという行為を実行することが困難な乳幼児には不向き。

 それぞれ向き不向きを補いながら治療で選択されている。この状況で、先頃、英国の国際研究グループによる「タミフルには合併症や入院を防ぐ効果はない」といった報道がなされた。抗インフルエンザ薬を飲んでも、重症化を防ぐことはできないのか?

 「過去の院内感染では、インフルエンザに感染した可能性の高い高齢者にタミフルを服用させずに、感染を拡大させてしまった事例があります。適材適所に抗インフルエンザ薬を使用することで、重症化と感染拡大の予防に役立つと思います」(安井氏)

 ■万能ではない迅速キッド

 成人の場合は、「タミフル」「イナビル」「リレンザ」と、抗インフルエンザ薬の選択肢は多い。そして、医療機関では迅速検査キットにより、インフルエンザかどうか簡単にわかるようにもなっている。ところが、中には「陰性です」といわれて薬を処方してもらえない人も。

 「迅速検査キットの感度は8割程度で、100%頼れるものではありません。発症早期では陽性率は低いとの報告もあります。仮に、かなり症状が重くても検査結果が『陰性』であれば、インフルエンザが否定されて治療が行われず、検査が『陽性』である軽症例に抗インフルエンザウイルス薬を処方されているとしたら、本末転倒だと思います。医師には検査キットに頼りすぎず、総合的な判断をしていただきたい」(安井氏)

 迅速検査キットが万能ではないことを心にとめつつ、典型的な症状があったら必ず医療機関へ。

■インフルエンザ撃退法チェックリスト
□外出時にはマスクを着用し、こまめな手洗いを心掛ける
□インフルエンザ患者との接触歴があり、せきや鼻水など軽度の症状が出たときには、家庭内や職場で自らマスクを着用し、感染の拡大を防ぐ
□企業などの施設の入り口に設けられたアルコール消毒薬は、必ず活用するように心掛ける
□38℃の発熱や咳、くしゃみといった風邪のような症状のときには、自宅療養を心掛ける
□39〜40℃の高熱、筋肉痛や関節痛などの症状が出たときには、早めに医療機関を利用する
□家族内に子どもや高齢者がいる場合、それらの人々にインフルエンザの症状が出たときには早めに医療機関へ
□規則正しい生活とバランスの良い食事を心掛け、体内の免疫力を高めるようにする

ZAKZAK

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