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2011年01月31日 患者17人がインフル感染、66歳男性死亡 茨城町の病院
茨城町上石崎の石崎病院(田中芳郎院長)は31日、入院患者17人が同日までにインフルエンザに集団感染し、男性(66)が死亡したと発表した。いずれも新型とみられ、ほかに職員3人の感染が確認された。水戸保健所は院内感染とみて、感染経路を調べている。
同病院によると、男性は昨年4月に統合失調症のため入院。1月26日に発熱・発汗が見られ、呼吸苦を訴えた。同27日も発熱が続いていたため、インフルエンザ簡易検査を行ったところ、陽性が確認され、抗インフルエンザウイルス薬のタミフルと抗生物質を投与したが、翌28日に死亡した。男性は昨年11月に予防接種を受けていた。
同病院では1月19日から発熱者が数人見られ、同20日に感染者を確認。感染拡大に努めきた。これまでに、ほかに重症化した患者はいないという。同病院は収束するまでの間、面会や外出制限を行うほか、当面、新規入院の受け入れを見合わせる措置を取っている。