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2010年09月07日 新型インフル 流行期のタミフル投与 副作用死6人」報告 日本社会薬学会

世界的に猛威をふるった「新型インフルエンザ」の流行期に治療薬として投与された「タミフル」による副作用死が6例報告されていることが5日開かれた日本社会薬学会で発表されました。

 発表したのは健和会臨床・社会薬学研究所の片平洌彦所長と日野紀子・みさと健和病院薬剤部長。

 死亡した6例の死因は、自殺、肺炎、突然死、ライ症候群、ショック、急性腎不全と記載されています。

 この報告は、片平氏らに依頼された日本共産党の小池晃参院議員(当時)が「医薬品医療機器総合機構」に症例票を開示請求。これらの症例票の調査で初めて明らかになったものです。

 副作用報告は、2009年4月1日から2010年1月31日までの医薬品副作用・感染症症例報告書によるもので、副作用として100症例報告されています。

 突然死した59歳の男性は、09年12月3日、発熱、関節痛、悪寒があり、検査の結果は「新型インフルエンザ」は陰性でしたが「タミフル」などの投与を4日まで受けました。その後、解熱しましたが、12月5日、布団の中にはいったまま死亡しているのが発見されました。行政解剖の結果、インフルエンザの悪化や肺炎、心筋こうそくなどの所見はありませんでした。

 片平氏らは「同様の突然死の事例は、季節性インフルエンザの時にも報告されている。タミフルの2009年11月付審査報告書では『因果関係が否定できない』副作用の一つとして突然死が記載されており、この59歳の男性についても因果関係は否定できないと考えられる」と結論づけています。


しんぶん赤旗

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