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2010年01月22日 新型インフルエンザ?:警報解除後、初の死者〓〓58歳女性 /埼玉
さいたま市は21日、新型インフルエンザに感染した疑いのある市内在住の女性(58)が肺炎で死亡したと発表した。肝硬変の持病があった。家族の希望で遺伝子検査を行わなかったが、20日にA型の感染が確認されていた。県内の死者は疑い例も含め8人目で、13日の流行警報解除後の死者は初めて。
市健康増進課によると、女性は19日に倦怠(けんたい)感と発熱で入院し、20日にタミフルの投与を受けたが、21日朝に亡くなった。
市内4医師会の調査によると、最近は成人の感染が目立っている。流行ピークの昨年10月25〜31日は、市内の患者総数5505人のうち成人は778人で全体の14・1%だった。ところが、今月10〜16日は総数1081人のうち、成人が594人と全体の54・9%を占めている。特に20〜30代の患者が多い。
市の担当者は「流行は続いており、死者も出ているので、できるだけワクチンを受けてほしい」と話している。【稲田佳代】2010年1月22日