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2009年12月31日 新型インフルで松山の80代女性死亡 県内初
松山市保健所は30日、新型インフルエンザに感染した慢性呼吸器疾患のある同市の80代女性が死亡したと発表した。厚生労働省の調べでは、国内では22日までに新型インフルエンザ感染患者128人の死亡が確認されているが、県内では初めて。
市保健所によると、女性には肺気腫の基礎疾患(持病)があり、10月末に肺炎で市内の病院に入院。12月19日に発熱し簡易検査したところ、新型インフルエンザが疑われるA型陽性反応が出た。女性はタミフルを服用、いったん熱は下がったが、26日ごろから容体が悪化、29日午後10時45分に呼吸不全で死亡した。
県立衛生環境研究所での詳細(PCR)検査で30日、新型インフルエンザ感染が確認された。市保健所は「新型インフルエンザ発症によって呼吸器基礎疾患が悪化した可能性は否定できない」としている