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2009年12月05日 60歳代の女性死亡
県は4日夜、新型インフルエンザに感染した最上郡内の60歳代の女性が同日午後に死亡したと発表した。女性は慢性気管支炎の基礎疾患があった。県内で新型インフルエンザの感染者が死亡したのは初めて。全国では97人目。
発表によると、女性は11月3日にぜんそくの発作のために最上郡内の医療機関を受診し、入院した。9日になって、症状が回復しなかったため同郡内の別の病院に転院。37・6度の発熱があり、インフルエンザの簡易検査で陽性だったため、タミフルや抗菌剤を処方された。重症肺炎で、人工呼吸器を装着し、集中治療室で治療を受けていたが、今月4日午後3時21分に死亡した。
女性は、11月10日の遺伝子検査で新型インフルエンザの感染が判明した。直接の死因は肺炎。新型インフルエンザとの関連は、病理解剖して検体を詳しく調査しなければ分からないという。基礎疾患のある成人へのワクチン接種の開始は同月16日で、女性は開始日より前に感染していた。
他の入院患者や家族への感染は報告されていない。
2009年12月5日