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2009年11月30日 新型インフル、佐賀県内で初の死者 基礎疾患持つ40代女性
佐賀県は30日、新型インフルエンザに感染した長崎県在住の40代女性が、県内の医療機関で死亡したと発表した。女性は糖尿病などの基礎疾患を持っており、死因は重症肺炎による多臓器不全。ワクチン接種は受けていなかった。佐賀県内での新型インフルエンザ感染者の死亡は初めて。
県健康増進課によると、女性は24日からせきや全身のけん怠感があり、28日夜から呼吸困難に陥った。29日午前零時半ごろ県内の医療機関の救急外来を受診。迅速検査でA型陽性となったためタミフル投与、人工呼吸器を装着するなど処置したが、同日午後8時45分ごろ死亡した。PCR(遺伝子)検査で新型インフルエンザの感染が確認された。
女性は基礎疾患を持っていたが、重症化の危険性が高いとされるワクチン接種の最優先対象者ではなかった。 2009年11月30日