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2009年09月15日 新型インフルで児童が重症/横浜と平塚
県は14日、平塚市内の女児(5)が新型インフルエンザに感染し、急性脳炎(インフルエンザ脳症)にかかったと発表した。「重篤だが容体は安定している」という。
県によると、女児は12日朝、38・2度の熱があったことから市内の医療機関を受診。インフルエンザと診断されタミフルを処方された。帰宅後にけいれんや意識障害が起きて別の医療機関に入院、インフルエンザ脳症と診断された。
14日に遺伝子検査で新型インフルエンザの感染が確認された。女児はぜんそくの既往歴があった。
横浜市も同日、同市都筑区の小学6年生の男児(12)が新型インフルエンザに感染し、市内の病院の集中治療室(ICU)で人工呼吸器を付け治療を受けていると発表した。男児には気管支ぜんそくの既往症があった。新型インフルエンザによる重症患者は同市内では、小学5年の男児(11)に次ぎ2人目。
同市によると、12歳の男児は2日午前に39度台の熱が出て近所の病院を受診。翌3日には意識がもうろうとしたため市内の病院を再受診後に入院した。市衛生研究所が14日に遺伝子検査を行ったところ、新型インフルエンザと確認された。
8日に新型インフルエンザと診断され、市内の病院のICUで治療中だった同市内の小学5年の男児は、症状が改善しICUを出たが、まだ入院中という。