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2009年07月18日 山口でタミフル耐性ウイルス
山口県は17日、遺伝子の突然変異で、治療薬タミフルがほぼ効かない新型インフルエンザのウイルスを県内の患者から検出したと発表した。耐性ウイルスの検出は大阪に続き国内2例目。患者は自然治癒しており、ほかへの感染もないという。
県によると、患者は別の感染者の濃厚接触者。タミフルを予防的に服用していたが発症したため、県が14日、国立感染症研究所(東京)にウイルスを送り、17日に突然変異で耐性を持っていることが分かった。
県健康増進課は「突然変異のウイルスは感染力が弱く、現時点で第三者への感染もない」と説明。季節性インフルエンザとの交雑もなく、タミフル耐性の新型インフルエンザが増える可能性はないという。