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2008年10月17日 インフルエンザ治療薬服用者の有害事象発現率は11.3%

山梨県薬の独自調査、タミフルは12.5%、リレンザは8.5%
2008年10月17日
 2007/2008年のインフルエンザ流行期において、インフルエンザ治療薬を服用した患者の11.3%に、精神・神経症状や消化器症状などの有害事象が発現していたことが明らかになった。発現率には服用した薬剤による差が見られ、リン酸オセルタミビル(商品名:タミフル)の服用者で12.5%、ザナミビル(リレンザ)の服用者で8.5%だった。山梨県薬剤師会が独自に実施したDEM(Drug Event Monitoring)事業により判明した。調査結果は10月12日、同会医薬環境・情報委員会の須藤一氏が日本薬剤師会学術大会で発表した。

 山梨県薬剤師会のDEM事業は、日薬のDEM事業とは別に、県内の会員薬局を通して医薬品の有害事象事例を収集するもの。2008年1月4日から3月31日までの3カ月間に、会員薬局でオセルタミビルまたはザナミビルの交付を受けた患者について、有害事象の有無や種類、併用薬などに関する情報を収集した。対象薬物の性質上、患者が再来局しない場合もあるため、患者にはあらかじめ文書と口頭で調査研究への協力を依頼。再来局しなかった患者には後日、薬局から電話などで連絡して症状などを聞き取った。有効報告症例数は978件。

nikkei BPnet

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