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2008年01月22日 研究の公正確保で指針案 厚労省が補助金で
厚生労働省の検討委員会は22日、同省の補助金による研究が、利害関係が想定される企業との関係で公正さを損なわれることがないよう、第三者を入れた委員会で審査を受けることなどを求める指針案をまとめた。
インフルエンザ治療薬タミフルに関する調査で厚労省研究班の主任研究者らが販売元の中外製薬から寄付を受けていた問題が発覚したため、ルールづくりを進めていた。
指針案は「外部との経済的な利益関係によって公的研究で必要な公正な判断が損なわれたり、損なわれるのではないかと懸念される事態」を利益相反のケースとして想定。各研究者が所属する研究施設に外部から第三者を入れた委員会を設置し、研究者が企業から一定額を超える利益を得ている場合は委員会に報告し、審査を受けるよう求めている。(共同)2008年1月22日 13時58分