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会員被害者の現状

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2002年12月27日 『タミフル服用後睡眠中の突然死 3歳男児』  兵庫県 会員

前年までの暖冬と違い、寒い冬となった平成14年12月27日
愛息子が、この世を去りました。  

前日の26日は、朝から年賀状に使う写真の撮影を淀川土手でし、その足で吹田で行われるクリスマスパーティーに参加しました。

クリスマスパーティーでも走り回り元気いっぱい!帰り電車に乗り 自宅まで徒歩で帰る途中から 少し疲れた様子だった為
帰宅後 午後8:00頃に熱を計ると38.5℃。
お布団に入っても なかなか眠れず 何度も目を覚ましていました。

翌朝、納豆ご飯を食べ 11時頃 小児科に。
普段は、保育園に通っていたのですが、保育園でインフルエンザが出ていると聞いていた為に、検査してもらうと、インフルエンザA型と出る。
少し胸もゼロゼロとしていたようで吸入、点滴。
点滴中は、昨晩あまり眠れていなかった為、途中から眠る。
点滴が終わり、起こすと「おしっこ」と、自分でトイレに歩いて行く。看護婦さんたちにも「バイバイ」と手を振り、薬局で薬をもらい帰る。

PM2:00頃 帰宅。
おかゆを食べ、タミフルを飲む。薬嫌いの息子に(風邪ぐらいでは、お薬をもらっても飲ませないのですが、インフルエンザというものに どういうふうに対処して良いのかわからなかった)「お薬飲まないと治らないよ。」と飲ませる。

その後、眠るが 15分位して「お母さん」と布団の上で座っている。
「眠らないと治らないよ。たかちゃん達(いとこにお正月に会うのを楽しみにしていた)に会えないよ。」と言うと
「イヤだ」と言い
「こうしたら たかちゃん達来てくれるからね。」と私の鼻をさわる。
「アンパンマン見る。」と言うので 布団で横になりながら見る。

“アンパンマン”をつければ納得して寝るだろうとつけて、10分位(10分を経っていないかも)して様子を見ると、体をテレビと反対側(珍しく横向き)にしていた為テレビを切る。

私は、隣の部屋で家事をしていたので、又10分程して様子を見ると、少しうつぶせ気味になっていたので、息が出来る状態か確認して(起こすと可愛そうなのでその状態のままに)しばらくそのままにしておくが、やはり気になり、5〜10分後もう熟睡しているだろうと思いあお向けに…
すると、すでに顔が違っていました。
呼吸も無く、脈もありません。この時点で、たぶんPM3:00〜3:30頃
救急車を呼び、(この間に人口呼吸もするが)病院に運ばれるが 戻ってきてくれることはありませんでした。

平成14年度より、子ども用タミフルが出たそうで、「救世主」のように言われていました。(私は、この年から 子ども用タミフルが使われると言うのは、この時点では知りませんでしたが)この年の冬、インフルエンザにかかり 息子と同じように短時間で亡くなった子どもが、息子を含め大阪で6名いました。
その為、厚生労働省が調べています。
その中でタミフルを服用していないお子さんが1名いらっしゃいますが、ぜんそく治療薬を飲んでいらっしゃいました。この薬も問題となっているものでした…。
他5名はタミフルを服用しています。

毎年、インフルエンザにかかる子ども達がいます。
元気になっていく子達を見ては、ホッとし、同じように亡くなっていく子達のことを耳にしては苦しくなります。

人を助ける為の薬が、逆に人の命を奪っては本末転倒です!
これからこの世を担っていく子ども達を 守っていける世の中に成ります様…。
守っていくのは 大人の役目です。

追記
・・・・当時のこと、忘れることは無いのですが、言葉にし文字にするのはとても辛い作業で、又あの日にもどってしまうのが恐ろしくて 時間がかかってしまいました。・・・・
子どもを亡くすということ…
年齢問わず 同じだと思います。どうか・・・お心が 穏やかで過ごせますよう
お祈りしています。
夢の中でも 会えると嬉しいですね…。
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