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2019年01月25日 インフルエンザ感染女性 ホームから転落死
1月23日朝のラッシュ時に起きた、転落事故直後の東京メトロ・中目黒駅のホーム。
先頭車両はシートで覆われ、現場には警察官や駅員の姿も…。
3日午前9時過ぎ、通勤途中とみられる37歳の女性がホームをふらつきながら歩いていて線路上に転落。日比谷線の車両にひかれて死亡した。
体調が悪かったとみられる女性は、インフルエンザに感染していた。
池袋大谷クリニック 大谷義夫院長:
インフルエンザによる高熱、意識がもうろうとなって、残念な事故につながった可能性が高いと思います。
東京都内で432校が学級閉鎖
東京都内では、幼稚園から高校まで1月23日現在で、432の公立校、913のクラスで学級閉鎖になっている
老人ホームで5人が死亡
また、群馬県前橋市の老人ホームでは、入所者35人がインフルエンザを発症し、そのうち80代から90代の男女5人が死亡。
前橋市は「インフルエンザとの関連は否定できない」としている。
さらに埼玉県では、インフルエンザで学校を休んでいた小学6年の男の子が自宅マンションの3階から転落。
病院に搬送されたが、命に別条はなかった。
「異常行動との因果関係認められない」10代へのタミフル処方解禁
厚生労働省が発表した最新のデータでは、インフルエンザ患者が異常行動を起こしたのは、薬を服用する、しないにかかわらず1年間で95件。
「異常行動と薬の服用の因果関係は認められない」として、今シーズンから10代へのタミフルの処方が解禁されている。
けいゆう病院 感染制御センター長・菅谷憲夫 氏によると、新薬は未知数な部分が多く、ウイルスに薬の耐性がついた場合、治りにくくなってしまうという。
さらに、下痢や頭痛などの副作用が出るケースもあり、その程度が未知数なことも懸念される。
また小児科ではゾフルーザは処方しづらいという。
ゾフルーザは、体重が10キロ以上の子供であれば服用可能だが、錠剤しかなく、小さな子供には飲みにくいため、処方を避けるケースもあるとのこと。
なお、ゾフルーザを製造するシオノギ製薬によると、来シーズン以降に、幼い子供でも服用できる顆粒タイプを販売する予定だという。
(「めざましテレビ」1月24日放送より)