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2010年02月16日 開封1週間後のワクチンを接種 新型インフル、小児8人に
茨城県境町の茨城西南医療センター病院は16日、開封後1週間たった新型インフルエンザ
ワクチンを小児科の2〜10歳の男女8人に接種するミスがあったと発表した。
新型ワクチンは開封後24時間で廃棄しなければならないと定めている。2人が微熱を訴えるなどしたが、明らかな健康異常はないという。8人に接種したワクチンに、雑菌の繁殖などは認められなかった。
厚生労働省によると、開封後24時間を超えた新型ワクチンの接種例は聞いたことがないという。
同病院によると、小児科で5日、ワクチンの瓶(10ミリリットル)を開封して13人に接種。ワクチンは使用当日の廃棄を原則としていたが、看護師が翌日に使う可能性を考え、残液を冷蔵庫に保管した。ワクチンは6日に使われなかったが廃棄されず、医師が12日、8人に接種した。
開封済みに気付いた別の医師が使用を中止させた。瓶に開封日時を書いたラベルを張るなどしていなかった。
同病院は使用ワクチンのダブルチェック、開封日時記載などの対策を講じるとしている。2010/02/16 18:17