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2009年09月23日 新型インフル、12歳男児が死亡、気管支喘息の基礎疾患、簡易検査では陰性
横浜市は17日、同市都筑区の小学六年男児(12)が新型インフルエンザに感染して死亡したと発表した。男児には気管支ぜんそくの基礎疾患があり重症となった。死因は脳内出血と見られるが、インフルエンザウイルスとの関連は不明という。厚生労働省によると、国内の新型インフルエンザ感染者の死亡は疑い例も含めて15人目、国内初の未成年者が死亡した。
同市によると、男児は2日午前、39度の発熱と、嘔吐(おうと)、ぜんそくの症状を訴えて、病院で受診した。簡易検査では新型インフルエンザ陰性だったが、気管支ぜんそくの症状があり、念のため医師の紹介で別の病院受診。その後熱が37度台に下がったため帰宅した。翌3日に熱が40度に上昇し再受診し2回の検査で新型インフルエンザ陰性だったという。血液検査で10日、A型インフルエンザの可能性が高いと診断され、14日に横浜市衛生研究所の検査で新型インフルエンザと確認された。タミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬は服用しなかった。