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2009年09月23日 父親が息子の死の真相解明訴え タミフル訴訟

 インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用後に異常行動を起こして死亡した長男=当時(17)=について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(東京)が「タミフルとは別の薬の副作用」と判断し、精神的苦痛を受けたとして、父親の会社員男性(52)が同機構に慰謝料100万円を求めた訴訟の弁論が17日、岐阜地裁(野村高弘裁判長)であり、父親本人への尋問が行われた。

 男性は、長男の死亡前日からの行動や様子を説明。また、異常行動が死亡の前日の夜と当日朝に服用した別の薬の副作用だったとした同機構の判断については「一番最後(当日昼)に服用したタミフルではないので疑問だった。十分に議論されず、いい加減な調査だ」とし「息子の死の真相を知る権利がある」と訴えた。

 訴状によると、長男は2004年2月、医師が処方したタミフルを服用。数時間後、県内の国道で交通事故に遭い死亡した。同機構は遺族一時金の支給を決めたが、男性はタミフルの副作用が認められなかったことを不服としている。2009年09月18日

【岐阜新聞】

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