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2009年05月19日 専門家招集し初会合=新型インフル、対策切り替えへ議論
政府の新型インフルエンザ対策切り替えに向け、舛添要一厚生労働相は19日、医師ら専門家4人を招集して初会合を開いた。新型インフルエンザが季節性と大きく違わないとの政府専門家諮問委員会の報告を受け、検疫縮小や自宅療養を認めることを検討する。
多数の患者が出た神戸から参加した岩田健太郎神戸大大学院医学研究科教授は「鼻水、のどの痛みだけで自然に治る病気に(医師が)入れ込み、命にかかわる心筋梗塞(こうそく)の治療がなおざりになるのは本末転倒」と現在の政府の対策を批判。自治医科大付属病院の森沢雄司感染制御部部長も「1日も早く感染症法の指定を外し、現場の判断を生かせる形に」と求めた。(2009/05/19-13:00)