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2009年04月18日 インフルエンザ11人院内感染 2人死亡
袋井みつかわ病院 因果関係否定
袋井市友永の「袋井みつかわ病院」(滝沢茂夫院長)で今月初め、インフルエンザの院内感染が発生し、入院患者と職員計11人が感染していたことがわかった。このうち患者2人が死亡したが、病院側は「2人は症状が見られなくなった後に死亡しており、死亡はインフルエンザによるものではないと思われる」と因果関係を否定している。
病院によると、今月5〜9日に入院患者9人、職員2人に発熱などの症状が見られ、検査でインフルエンザB型と判明した。このうち60歳の男性と76歳の女性の2人が、タミフルの投与を受けて発症翌日には熱が下がるなど症状が改善したものの、ともに発症の5日後に死亡した。2人ともほぼ寝たきりで、肺炎や呼吸不全などの治療を受けていた。ほかの7人はほどなく快方に向かったという。
同病院は介護療養型病院で、計260床。現在226人が入院し、病気や交通事故の後遺症などの治療を受けている。医師や看護師、職員はインフルエンザワクチンを接種しており、病院では、見舞いの人など外部が感染源とみている。