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2009年01月16日 Aソ連型の97%がタミフル耐性=今冬流行の3分の1〓日本へ本格上陸・厚労省
厚生労働省は16日、今冬流行しているインフルエンザウイルスを国立感染症研究所が調べた結果、11都道府県で採取したAソ連型ウイルス(H1N1)35株のうち34株(97%)が、治療薬タミフルに耐性を持つウイルスだったと発表した。今冬はインフルエンザ患者の約3分の1がAソ連型という。
ワクチンは有効と推測されるが、これらの患者にタミフルを投与しても、十分な効果が期待できない可能性が出てきた。
昨シーズンに日本国内で流行したウイルスの調査では、Aソ連型のうちタミフル耐性だったのは2.6%にすぎず、欧米などで既に高い割合で見つかっている耐性ウイルスが日本に本格的に上陸したことが裏付けられた。
同省は「検査したウイルス株数は限られており、引き続き発生動向を注視したい」としている。