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2008年01月30日 タミフル以外も警告文 厚労省、2治療薬に
インフルエンザ治療薬のリレンザ、シンメトレルを未成年者が服用すると異常行動を起こす恐れがあるとして、厚生労働省は29日、薬の添付文書を改訂して医師らに注意を呼びかけたと発表した。タミフル以外の薬でも服用後の異常行動が報告されたことを受け、同省が製薬会社に改訂を指示していた。
添付文書では「因果関係は不明だが、服用後の異常行動例が報告されている」と警告。未成年の子らがインフルエンザ薬を処方されて服用した場合、少なくとも2日間は保護者が見守るよう呼びかけている。
厚労省によると、インフルエンザ薬の服用後の異常行動として医療機関から報告された件数(昨年9月までの累計)は、タミフルが282件と突出して多いが、リレンザで「部屋をぐるぐる回る」などの報告が10件、シンメトレルでも「ベランダから飛び降りようとした」などの報告が8件あった。
【朝日新聞】2008年01月30日