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タミフル110番

 

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皆様の声

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2017年03月17日 【587】 タミフル服用 /.79歳 女性  匿名 さんより  ・・・・タミフル110..

年齢 = 79
性別 = 女
体重 = 43
発症年月日 =29 2 はじめ
どのような被害 =

姉は脳梗塞で左半身不随です
身体の痛み 左半身の強い硬直 呼吸困難等
副作用に対する治療(その他) =

先生はタミフルは副作用は有りません
と 強い口調で取り合ってくれない
現在の症状 = 回復していない
現在の症状(その他) =
タミフル服用から副作用と思われる症状が出るまでの時間 = 飲み終わってから
服薬記録 =

朝夕二回5日間
タケブロンOD錠 ニューロタン錠
リクシアナ錠 メインテート錠
ワンアルファ錠 マグミット錠
酸化マグネシウム錠
ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒
その他 =

昨日甲府城南病院に行って来ました
脳は変化なし… で甲府市立病院の神経内科を紹介してくれました
今日行って来ました リュウマチと言われました
タミフルが引き金ですか?と聞きましたら それを言うなら診察しない…と強い口調
痛い 痛い そして杖で歩くのも大変になりました
どうしたら少しでもよくなりますか?

[00612]

匿名さま

NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック) 浜 六郎(内科医)
がお答えします。

最初のご質問の経過に、黴木医師に聞き取っていただいた内容を、
以下に示します。

2015年6月  脳梗塞で左半身まひ、11月まで入院
         デイケアに行きリハビリを頑張って 
         家の中では杖なしで歩けるくらいになっていた。
2017年1月17日 デイケアにいったがインフルエンザがはやってきたので
         休むようにいわれる。
     20日  デイケアから今からタミフルを持っていく、といわれた。
         気になったのでいつも見える訪問ドクターに相談。
         熱があるときに飲ませると副作用がでるかもしれないが、
         熱がないときは副作用はないといわれた。
         夜からタミフル内服はじめた。
         1日2回、朝夕1カプセルと書いてあった。
         (市民病院から出されていた)
     24日  薬のみおわる
         はっきりといつからとはいえないが飲み終わる頃から
         少しずつ体調の悪化がみられ2月初めには明らかにおかしくなっ
         ていた。
         体中の痛みが強く、特に麻痺側(左)の筋肉が硬直している。
         そのため、ベッドから起き上がるのにすごく時間がかかる。
         力が要るので、呼吸までしづらくなる。くしゃみもできない。
         起きてしまうと立つことはできるが歩き始めようとすると、
         足の裏がつかずに足の甲がつくようにねじれる。
         支えないと歩けない
         排尿排便も自分でトイレにいっていたがいけなくなり
         感覚もおかしく、もらすようになった。
         脳梗塞で倒れた時にもどったようだ、と本人もいっている。
   3月17日  脳梗塞のCTは以前と変わりないといわれ、リウマチを疑われたが
         異常なしと今日いわれた。

あきらかにおかしいのでタミフルを疑い訪問ドクター、脳梗塞で入院した病院の
ドクターなどに聞いても納得できず、厚労省にもきき、メーカーにも電話し、
タミフルの量の問題がわかる。

その他服用している薬剤としては、
タケブロンOD錠(胃酸抑制剤)、 ニューロタン錠(ARB系降圧剤)、
リクシアナ錠(新規経口抗凝固剤)、 メインテート錠(β遮断剤系降圧剤)
ワンアルファ錠(ビタミンD製剤)、 マグミット錠(酸化マグネシウム製剤)
酸化マグネシウム錠(酸化マグネシウム製剤)
ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒


以下、浜がお答えします。
最後の「タミフルの量の問題というのは、おそらく、予防には1日1回で10日間
のところを、治療と同じく、1日2回5日間で処方されたことを指しているのでしょう。

これまでにもたびたび述べてきていますが、
タミフルの、アレルギー以外の害反応には、基本的に2種類があります。
1.突発型の反応
2.遅発型の反応
です。それぞれの説明は後述します。

さて、○○さんの 場合は、2.遅発型の反応としての、
四肢の痛みと、それに伴う筋肉の硬直や、神経機能の悪化が、
特に、麻痺側の左半身に強く現れ、そのほか、
以前は歩くことができていたのに、支えないと歩けなくなった、
排尿、排便も自分でトイレにいっていたが、いけなくなった。
感覚もおかしくなり、失禁するようになった。
などの症状が出現したと、推察します。
経過からして、タミフルによって起きたと考えて、
ほとんど間違いないと考えます。
 
残念ながら、何を使っても、痛みを軽くすることや、
神経機能を改善することは、まず不可能と思います。
後で詳しく述べますが、遅発方の精神症状なども、通常は、
数日から1〜2週間程度で治まることが多いようです。
しかし、人によって、様々で、長い人では数か月から1年くらい
かかった、という方もいます。
 とはいっても、基本的に、人の身体は、自然に新しい細胞を
作っていますから、正常の細胞に置き換われば、もとの通りに戻ります。
時が経つことを待つ必要があります。
 時間の経過とともに徐々にではありますが、
ほとんど必ず軽快していくはずですので、
辛抱強く、回復をお待ちください。

ただ、心配なのは、腎機能です。
79歳という年齢を考えますと、クレアチニンという腎機能の検査で
一見正常に見えても、結構機能が低下していることが多く、
腎機能の低下があれば、毎日2錠5日間のタミフルは、かなり
量が多いので、回復には相当時間がかかると思います。
 
 なお、タケブロンOD錠 ニューロタン錠も、免疫を抑制して、体調を不良にすること
が多いので、できれば、中止された方が良いように思います。 
 この点に関しては、詳しい情報が分かりませんので、結論的なことは、
差し控えます。もしも、詳しい情報が分かり、ご希望されるなら、
セカンドオピニオン外来(有料http://hama.2-d.jp/)で、ご相談に応じること
は可能です。

以下、これまでにもたびたび説明してきましたが、
冒頭にあげた、1.突発型と2.遅発型について説明いたします。
なお、○○さんの反応は2.遅発型と考えます。しかし、順序としては、
やはり、1.突発型の反応 から読んで頂いた方が理解がしやすいと思います。

1.突発型の反応は、主に1回目の服用後に生じるもので、
  症状は、異常行動や、呼吸抑制を起こして、事故死や、呼吸がとまって突然死する
  などです。
  その発症の原因物質は、肝臓の酵素の働きで変化する前のタミフルそのものです。
  発症の仕組みは、未変化のタミフルが脳中に移行して、脳を刺激したり、
  逆に、脳の働きを抑制することで、生じます。
  回復と予後:通常は、短時間で回復します。しかし、異常行動で事故死したり、
  呼吸が止まって、突然死することがあります。あるいは、呼吸が止まって
  低酸素状態が長く続くと、脳に傷害を残すことがあります。
  
2.遅発型の反応は、何回か服用後、典型的には5日間服用した後で生じるもので、
  症状は、たいへん複雑です。
  免疫抑制(抗体ができにくくなる、再感染しやすい、など)、血糖値上昇、
  腎障害、心臓障害、精神症状(抑うつや精神病反応など種々)、
  四肢の痛み、出血傾向など、身体の様々な部位の不調が生じます。
  発症の原因物質は、肝臓の酵素で変化して、いわゆる「抗ウイルス作用」を有する
  とされるオセルタミビル・カルボキシレート(OC)です。
  発症の仕組みは、このOCのノイラミニダーゼ阻害作用が、インフルエンザウイルス
  だけでなく、人の体内のどの細胞にもあるノイラミニダーゼに作用してその働きを
  阻害するからです。
   ノイラミニダーゼという酵素は、人の体内では、正常状態では、細胞成分が
  老化したら、その処理にあたるために、それが阻害されると、身体の各細胞の
  機能が低下して、様々な障害につながります。血糖値上昇、腎障害、心臓障害、
  精神症状(抑うつや精神病反応など種々)、四肢の痛み、出血傾向などは、
  このような仕組みで起きていると考えられます。 
   また、インフルエンザや、他の感染症でも、感染を防御するための様々な免疫の
  反応を起こすのに、たいへん重要な役割を持っているので、これが阻害されると、
  免疫が抑制され、感染症が重症化したり治癒が遅れたりします。また、抗体が
  できにくくなります。
  回復と予後:通常は、数日から1〜2週間程度で治まることが多いようですが、
  人によって、様々です。長い人では数か月から1年くらいかかったという方もいま
  す。
   しかし、基本的には、人の身体は、自然に新しい細胞を作っていますから、
  正常の細胞に置き換われば、もとの通りに戻ります。
 
NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック) 浜 六郎 

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